ニュース速報
ワールド

OPEC産油量、9月は減少 リビアの供給停止で=ロイター調査

2024年10月04日(金)04時37分

ロイター調査によると、9月の石油輸出国機構(OPEC)産油量は日量2614万バレルと8月改定値から39万バレル減少し、年初来で最低となった。2020年4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Alex Lawler

[ロンドン 3日 ロイター] - ロイター調査によると、9月の石油輸出国機構(OPEC)産油量は日量2614万バレルと8月改定値から39万バレル減少し、年初来で最低となった。減少の大半はリビアが占める。

リビアの政治危機を背景に原油供給が滞ったことに加え、イラクがOPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の減産方針の順守で進展を見せたことが影響した。

リビアは30万バレルと最大の供給削減を行った。同国の中央銀行の支配権を巡る東西両勢力の対立が解決すれば、産油量が回復することが見込まれる。

リビアを除けば、イラクの生産量が最も減少したが、依然として割当量を9万バレル上回っている。

ナイジェリアは輸出が減少し、産油量は日量4万バレル減となった。

生産量が増加したのはイランだけだった。

OPECおよびOPECプラスは6月、需要の伸び悩みや高金利などに圧迫される原油価格を下支えするため、協調減産を2025年末まで延長することで合意している。

リビア、イラン、ベネズエラは減産合意の対象外となっている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀は段階的な利上げを、インフレデータ正当化なら=

ビジネス

米国株式市場=下落、雇用統計控え様子見 中東情勢も

ワールド

再送米、イスラエルとイラン石油施設攻撃巡り協議か 

ビジネス

米オープンAI、40億ドルの信用枠確保 矢継ぎ早の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 6
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 7
    年収600万円、消費者金融の仕事は悪くなかったが、債…
  • 8
    大谷翔平をベーブ・ルースやテッド・ウィリアムズな…
  • 9
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 10
    原点は「ナチスの純血思想」...オーストリアで自由党…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中