米爆撃機、韓国の軍事パレードに参加へ 北朝鮮は非難
[ソウル 1日 ロイター] - 韓国は「国軍の日」の1日、首都ソウルで軍事パレードを開催する。米軍のB1B爆撃機が初めて参加する可能性がある。一方、北朝鮮は米国による韓国への核戦略資産配備を非難した。
パレードには5000人以上の兵士が参加し、他の同盟国の戦闘機が飛行するほか、ミサイルなどが披露される。
尹錫悦大統領が昨年同パレードを復活させた。韓国軍当局は北朝鮮に対する抑止力として軍事力を誇示することが目的の一つと述べている。
韓国軍と在韓米軍はB1B爆撃機のパレード参加を確認していない。しかし報道によると、パレードに先立つ式典にB1Bが登場した。
式典に先立ち、北朝鮮の国防省高官は、米国が「無謀な軍事的はったり」を行い、最近原子力潜水艦を韓国に派遣し、パレードのためにB1B爆撃機を飛ばすことで緊張を高めていると非難した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。
報復措置に言及し、「われわれはいつでもこうした新たな行動計画を検討し、実行できる」と述べた。北朝鮮は「強力な戦争抑止力」を引き続き強化していくと表明した。
尹氏はパレード前の演説で、核兵器の使用を控えるよう北朝鮮に警告した。
「北朝鮮が核兵器の使用を試みれば、韓米軍による断固とした圧倒的な反撃に直面することになる。その日が北朝鮮の体制の終わりになる」と主張した。