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ゼレンスキー氏、中国・ブラジルのウクライナ和平案を批判 国連演説

2024年09月26日(木)01時39分

ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)は25日、中国とブラジルが共同で打ち出したウクライナ和平構想案について、ウクライナが示した和平案に代替する構想をなぜ両国が提示しているのか疑問を呈し、「ウクライナの犠牲の上に自国の力を増大させることはできない」と述べた。同日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Michelle Nichols

[国連 25日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、中国とブラジルが共同で打ち出したウクライナ和平構想案について、ウクライナが示した和平案に代替する構想をなぜ両国が提示しているのか疑問を呈し、「ウクライナの犠牲の上に自国の力を増大させることはできない」と述べた。

ゼレンスキー氏は、2022年2月のロシアによる全面侵攻開始の9カ月後に、国連憲章と国際法に基づき戦争を公正に終結させるための10項目の和平案を発表。ロシアはこの案を拒否している。

ゼレンスキー大統領は国連総会で行った演説で「(ウクライナが示した)和平案はすでに2年間存在している」とし、「代替案や中途半端な解決策を提案することは、ロシアのプーチン大統領に戦争を続ける政治的余地を与えることになる」と述べた。

その上で「代替案は戦争の終結ではなく、一時的な休止を求める取り組みにすぎない」とし、中国とブラジルが代替案を示す真の目的は何かという疑問が生じると指摘。「ウクライナの犠牲の上に自国の力を増大させることはできない」と語った。

ゼレンスキー氏は26日にバイデン米大統領とホワイトハウスで会談する際、自身の「勝利計画」について説明する。

ロイター
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