ニュース速報
ワールド

今年の米年末商戦、後払い決済利用が過去最高の見通し=アドビ

2024年09月26日(木)01時31分

アドビ・アナリティクスによると、今年の米年末商戦で後払い決済(BNPL)サービスを利用した支出額は前年比11.4%増加し、過去最高の185億ドルに達する見通し。写真は米ニューヨークで2023年12月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

Arriana McLymore

[ニューヨーク 25日 ロイター] - アドビ・アナリティクスによると、今年の米年末商戦で後払い決済(BNPL)サービスを利用した支出額は前年比11.4%増加し、過去最高の185億ドルに達する見通し。

負債を抱える消費者が増加していることが背景とみられる。

アドビによると、今年の年末商戦(11月1─12月31日)での全体の支出は8.4%増の約2408億ドルとなることが見込まれる。

コンシューマー・レポートのデジタルマーケットプレイス担当シニアディレクター、デリシア・ハンド氏は、BNPLの購入にクレジットカードを利用する消費者は、負債の悪循環に陥るリスクがあると警鐘。「クレジットカードの残高が毎月全額支払われない場合、BNPL手数料に加え、BNPLに対する利息も発生する」と述べた。

ニューヨーク連銀が毎月実施する消費者調査によると、消費者が向こう3カ月に債務の最低返済額を滞納すると予想する確率は8月には13.6%と、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始時以来の高水準となった。年収5万ドル未満の人ではさらに高く、19.5%となった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル、レバノン地上戦準備を示唆 ヒズボラ打倒

ビジネス

米8月新築住宅販売、前月比4.7%減の71.6万戸

ビジネス

再送-ECB幹部6人、ウニクレディトのコメルツ銀株

ビジネス

日鉄のUSスチール買収を支持、仲裁委 労組は同意せ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
2024年10月 1日号(9/24発売)

被災地支援を続ける羽生結弦が語った、3.11の記憶と震災を生きる意味

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まさかの「ハリス不支持」...130万人からなる「あの巨大労組」が異例の声明、大統領選への影響は?
  • 2
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢な処刑」、少女が生き延びるのは極めて難しい
  • 3
    カマラ・ハリスの大統領選討論会「圧勝」が、もはや無意味な理由
  • 4
    「大統領選敗北なら2年以内にイスラエル消滅」トラン…
  • 5
    中東は全面戦争に突入寸前、レバノンは「もう一つの…
  • 6
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 7
    「妊娠中絶も処罰の対象に」北朝鮮でも少子化、出生…
  • 8
    トランプの勝利確率は6割超、世論調査では見えない「…
  • 9
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座…
  • 10
    「冗長で曖昧、意味不明」カマラ・ハリスの初のイン…
  • 1
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 2
    がん治療3本柱の一角「放射線治療」に大革命...がんだけを狙い撃つ、最先端「低侵襲治療」とは?
  • 3
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖
  • 4
    世界で最も華麗で高額な新高層ビルに差す影
  • 5
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に…
  • 6
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 7
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 8
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 9
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 10
    先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 5
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 6
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 7
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 8
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 9
    「ローカリズムをグローバルにという点で、Number_i…
  • 10
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中