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ローマ教皇がスーチー氏解放求める、バチカンに受け入れも提案
2024年09月25日(水)09時47分
9月24日、ローマ教皇フランシスコは、拘束されているミャンマーの民主派指導者でノーベル賞受賞者のアウンサンスーチー氏(78)の解放を求め、バチカン(ローマ教皇庁)で受け入れる考えを示した。13日、専用機内で代表撮影(2024年 ロイター)
[ローマ 24日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは、拘束されているミャンマーの民主派指導者でノーベル賞受賞者のアウンサンスーチー氏(78)の解放を求め、バチカン(ローマ教皇庁)で受け入れる考えを示した。12日間にわたった東南アジア歴訪中に行ったイエズス会師らとの私的な対話で述べたという。
教皇は「私はアウンサンスーチー氏の解放を求め、同氏の息子をローマに受け入れた。法王庁に対し、同氏をわれわれの地に受け入れるよう提案した」と発言。教皇は2017年12月にミャンマーを訪問している。
スーチー氏は21年のクーデター以来、軍に拘束されている。拘束場所や、面会が許可されているかは不明。
教皇の発言は、イエズス会所属でローマに拠点を置くアントニオ・スパダロ神父が執筆した記事として24日付の伊紙コリエレ・デラ・セラに掲載された。神父は教皇の許可を得て記事を執筆したという。