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原油先物下落、予想下回るユーロ圏PMI受け需要不安強まる
2024年09月24日(火)07時19分
9月23日、米国時間の原油先物は下落。ユーロ圏の予想を下回る購買担当者景気指数(PMI)や中国の景気不安で原油需要が減退するとの懸念が強まった。カリフォルニア州カーソンの石油施設で2022年3月撮影(2024年 ロイター/Bing Guan)
Arathy Somasekhar
[ヒューストン 23日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。ユーロ圏の予想を下回る購買担当者景気指数(PMI)や中国の景気不安で原油需要が減退するとの懸念が強まった。
清算値は、北海ブレント先物11月限が0.59ドル(0.8%)安の1バレル=73.90ドル。米WTI先物は0.63ドル(0.9%)安の70.37ドル。
S&Pグローバルがまとめた9月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)はサービス業の鈍化と製造業の一段と落ち込みを受け好不況の分かれ目である50を下回った。
BOKファイナンシャルのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は、「中国の期待外れの経済指標が相次いでいることに加え、欧州の製造業が予想外に減速したため、原油需要は今年の最低水準圏にある」と指摘した。