ネタニヤフ氏政党への支持が回復、イスラエル世論調査
イスラエルのネタニヤフ首相率いる右派政党リクードへの支持がイスラム組織ハマスによる昨年10月7日の奇襲攻撃以降、徐々に回復していることが13日発表の世論調査で分かった。エルサレムで5月撮影(2024年 ロイター/Ronen Zvulun)
[エルサレム 13日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相率いる右派政党リクードへの支持がイスラム組織ハマスによる昨年10月7日の奇襲攻撃以降、徐々に回復していることが13日発表の世論調査で分かった。
左派系日刊紙マーリブに掲載された調査によると、現時点で選挙が実施された場合、国会(定数120)でのリクードの獲得議席は24と単独政党として最大になる見通し。現在の議席数(32)は下回るものの、昨年10月7日以降に実施されたマーリブの調査では最多となった。ガンツ前国防相が率いる中道政党は21議席を獲得する見通し。
リクードと極右・宗教政党による連立与党の議席は53と、主要野党連合の58を下回る見込みという。
パレスチナ自治区ガザにおけるハマスとの戦闘初期に実施された世論調査では、リクードの獲得議席は16─18程度とみられていた。
今回の調査では、首相としてのネタニヤフ氏への支持が回復していることも示され、既に政界を離れたベネット元首相を除けば、他のどの候補よりもネタニヤフ氏への支持が多かった。