米金利先物、年内の追加利下げの見方強まる FOMC受け
米連邦準備理事会(FRB)が17日─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの大幅利下げが決定されたことを受け、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は18日時点で、FRBが年末までに約74bpの追加利下げを行うと織り込んでいる。写真はワシントンのFRB前で2018年8月撮影(2024年 ロイター/Chris Wattie)
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日─18日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げが決定されたことを受け、フェデラルファンド(FF)金利先物市場は18日時点で、FRBが年末までに約74bpの追加利下げを行うと織り込んでいる。
FRBの政策決定前、FF金利先物は年内に計約113bpの利下げが実施されるとの予測を織り込む水準にあった。
FRBが11月6─7日の会合で25bpの追加利下げに動くとの見方も出ており、25bpの利下げの確率は64%、50bpについては36%とみられている。
2025末までの金利予想はほぼ変わらずで、市場は190bpの追加利下げを予想。これは、25年末の金利水準が2.9%になることを意味している。FRB政策担当者は18日に発表した最新の金利・経済見通しで3.4%と予想している。