米FRB、第4四半期に0.75%利下げへ BofAが予想修正
BofAグローバル・リサーチは9月18日、米連邦準備理事会(FRB)が大方の予想を上回る利下げに踏み切ったことを受けて、年内の利下げ幅の予想を50ベーシスポイント(bp)から75bpに修正した。ニューヨーク証券取引所で同日撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[19日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチは18日、米連邦準備理事会(FRB)が大方の予想を上回る利下げに踏み切ったことを受けて、年内の利下げ幅の予想を50ベーシスポイント(bp)から75bpに修正した。
これまでは11月と12月に25bpずつ引き下げると予想していた。
来年はさらに125bpの利下げを実施し、政策金利は現在の4.75─5%から2.75─3%になると見込んだ。
BofAのエコノミストはメモで「FRBはさらなる利下げを迫られるだろう」と記した。今回大幅な利下げに踏み切ったことを受けて、「FRBがタカ派的なサプライズを仕掛けるかどうかは懐疑的だ」とした。
ゴールドマン・サックスは11月と12月にそれぞれ25bpの利下げを実施するとの予想を据え置いた。
その一方で11月から2025年6月まで連続で25bp利下げし、ターミナルレート(金利の最終到達点)が25年半ばに3.25─3.50%になるとの見通しを示した。従来は25年に四半期ごとの利下げを予想していた。
ゴールドマンのエコノミストは18日付のメモで、「50bpの利下げで緊急性の高まりが示されたことに加え、大半(のFRB当局者)が25年に利下げペースの加速を見込んだことから、より長期にわたる連続利下げが最も可能性の高い道筋となる」との見方を示した。
ゴールドマンはこれまで25年について、四半期ごとのペースでの利下げを予想していた。
シティグループは年内の利下げ幅を125bpとする予想を据え置いたが、12月の利下げ予想については、従来の50bpから25bpに引き下げた。
マッコーリーやドイツ銀などは、年内にあと2回、25bpずつの利下げが実施されると見込む。