ニュース速報
ワールド

クルスク州に「緩衝地帯」、避難回廊設置を計画=ウクライナ高官

2024年08月15日(木)04時27分

ウクライナの高官らは14日、ウクライナがロシア西部クルスクに「緩衝地帯」を設け、人道支援や民間人のための避難回廊の設置を計画していると明らかにした。提供写真。ロシアのルゴフ近郊の塹壕を映した衛星画像。12日撮影(2024年 ロイター/Maxar Technologies/Handout via REUTERS)

8月14日(ロイター)[14日 ロイター] - ウクライナの高官らは14日、ウクライナがロシア西部クルスクに「緩衝地帯」を設け、人道支援や民間人のための避難回廊の設置を計画していると明らかにした。

ゼレンスキー大統領は、人道面での状況のほか、6日に開始した越境攻撃でウクライナ軍が占領した地域に軍事関連地帯を設置する可能性について、高官らと協議した。

ベレシュチュク副首相は「軍の計画では民間人を避難させるための人道的回廊を開設する。ロシア側とウクライナ側の両方に向けたものだ」とメッセージアプリのテレグラムに投稿した。

高官らによると、国際的な人道支援組織が現地に入れるよう手配する方針。赤十字国際委員会や国連が含まれる可能性が高い。

ウクライナ議会人権委員会のルビネツ氏は「緩衝地帯では食料や医薬品、その他民間人に必要なものが提供されるべきだ」と投稿。クリメンコ内相は「クルスクでの緩衝地帯の設定は、敵の日々の攻撃から国境のコミュニティを守るための措置だ」と投稿した。

ロシアのプーチン大統領も、5月にウクライナ北東部ハリコフでロシア軍が「緩衝地帯」を設定していると言及していた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

24年の世界石油需要を上方修正、生産は引き下げ E

ビジネス

午前のドルは141円後半に下落、株安や日銀審議委員

ビジネス

午前の日経平均は続落、為替にらみ不安定 一時400

ビジネス

米サウスウエストが取締役会刷新、会長退任 エリオッ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    クルスク州「重要な補給路」がHIMARASのターゲットに...ロシアの浮橋が「跡形もなく」破壊される瞬間
  • 2
    非喫煙者も「喫煙所が足りない」と思っていた──喫煙所不足が招く「マナー違反」
  • 3
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 4
    運河に浮かぶのは「人間の手」? 通報を受けた警官…
  • 5
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンシ…
  • 6
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 7
    トランプの勝利確率は6割超、世論調査では見えない「…
  • 8
    【クイズ】世界で最も競技人口が多いスポーツは?
  • 9
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 10
    川底から発見された「エイリアンの頭」の謎...ネット…
  • 1
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 2
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 3
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 6
    エルサレムで発見された2700年前の「守護精霊印章」.…
  • 7
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻…
  • 8
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 9
    メーガン妃の投資先が「貧困ポルノ」と批判される...…
  • 10
    世界最低レベルの出生率に悩む韓国...フィリピンから…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新研究】
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中