インドの7月総合PMIは3カ月ぶり高水準、サービス業がけん引
7月24日、S&Pグローバルがまとめた7月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.4となり、3カ月ぶり高水準だった。同指数は好不況の分かれ目となる50を3年にわたって上回っている。4月撮影(2024年 ロイター/Priyanshu Singh)
Anant Chandak
[ベンガルール 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.4となり、3カ月ぶり高水準だった。同指数は好不況の分かれ目となる50を3年にわたって上回っている。
7月は需要が旺盛で、特にサービス業が好調だった。雇用創出ペースは18年超ぶりの高水準に達した。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「7月の総合生産指数速報値はインドの民間部門が引き続き堅調に成長していることを示している。7月の生産高の増加は、製造業とサービス業の双方の拡大が寄与した」と指摘した。
サービス業PMIは61.1に上昇し、4カ月ぶり高水準。製造業PMIは58.5に上昇し、こちらは4月以来の高水準。
雇用創出は2006年4月以来最も速いペースを記録。企業の楽観的な見方が強まり、6月に7カ月ぶり低水準に落ち込んだ景況感は改善した。
販売価格は過去11年間で最も急激に上昇したが、旺盛な需要により、企業は高い材料費、輸送費、人件費などの投入コストを顧客に転嫁することができた。