ロシア、ベラルーシの報告を懸念 ウクライナが国境で兵力増強
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ロシア大統領府は1日、ウクライナがベラルーシと国境を接する北部ジトーミル州で兵力を増強しているとのベラルーシの報告について、懸念要因だと述べた。ジトーミル州でのウクライナ軍の演習、1月撮影。(2024年 ロイター/Gleb Garanich/File Photo)
[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア大統領府は1日、ウクライナがベラルーシと国境を接する北部ジトーミル州で兵力を増強しているとのベラルーシの報告について、懸念要因だと述べた。
ベラルーシ国防省は先月29日、ウクライナ軍が兵力を増強していると表明していた。
ウクライナの国境警備隊は1日、ベラルーシ側の発表について、ロシアが支援する「情報作戦」の一環だとし、「挑発行為」を防ぐためベラルーシとの国境付近の部隊を維持していると表明した。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は1日、記者団に対し、ロシアとベラルーシは連合国家であり、情報機関も含め、緊密に意思疎通を図っていると発言。「これは当然、ベラルーシだけでなく、ロシアにとっても懸念要因だ。われわれは同盟国でありパートナーであるためだ」と述べた。
同報道官によると、ロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領は7月3─4日にカザフスタンで開催される上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、必要と判断すればこの問題を協議する。