インドネシア貿易黒字、4月は35.6億ドル 予想上回る

インドネシア統計局が15日発表した4月の貿易収支は、35億6000万ドルの黒字となり、黒字額は市場予想の33億ドルを上回った。写真はコンテナとその横を歩く作業員。ジャカルタで23年2月撮影。(2024年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana/Files)
[ジャカルタ 15日 ロイター] - インドネシア統計局が15日発表した4月の貿易収支は、35億6000万ドルの黒字となり、黒字額は市場予想の33億ドルを上回った。
3月は44億7000万ドルの黒字だった。
インドネシアは2020年5月以降、毎月貿易黒字を計上しているが、輸出が低迷する中、最近は黒字幅が縮小している。
商品価格の下落と世界的な貿易の低迷により、輸出は1年以上打撃を受けている。
4月の輸出額は前年比1.72%増の196億2000万ドルだった。伸びはロイターがまとめたエコノミスト予想の4.57%を下回った。ただ、11カ月ぶりの輸出増加となった。
石炭の輸出額は前年比19.26%減の26億1000万ドルだった。輸出量は増加したものの、世界的な石炭価格下落の影響を受けた。石炭はインドネシア最大の輸出品である。
輸入は前年比4.62%増の160億6000万ドルだった。エコノミストは8.69%増と予想していた。