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フィリピン1月CPIは前年比+2.8%、3年ぶり低い伸び
2024年02月06日(火)11時37分
2月6日、フィリピン統計局が発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇と、2020年10月以来の低い伸びを記録した。写真はフィリピンのマニラで買い物をする人々。2022年12月撮影(2024 ロイター/Lisa Marie David)
Neil Jerome Morales Mikhail Flores
[マニラ 6日 ロイター] - フィリピン統計局が6日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇と、2020年10月以来の低い伸びを記録した。インフレ鈍化により中央銀行の追加利上げや長期間の高金利維持の必要性が低下するとみられる。
CPI上昇率はロイターがまとめた市場予想の3.1%を下回り、中銀が目標とする2─4%の範囲に2カ月連続で収まった。食品や公益サービス、輸送の価格低下を映した。
変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は3.8%と、前月の4.4%から低下した。
インフレ鈍化はフィリピンの消費主導型経済にとって前向きな展開となる。昨年はインフレ高騰が内需を下押しし、年間の経済成長率が5.6%と、政府目標の6─7%を下回った。