イラン、パキスタンと良好な関係を保つと確約 ロシアなど自制呼びかけ
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イラン外務省は、パキスタンと良好な隣人関係を保つと確約する声明を発表した。18日、カラチで撮影(2024年 ロイター/Akhtar Soomro)
[ドバイ/モスクワ/イスタンブール 18日 ロイター] - イラン外務省は18日、パキスタンと良好な隣人関係を保つと確約する声明を発表した。同時に、パキスタンがイラン領内に「テロリストの拠点」を設置することを阻止する必要があると強調した。
イランが16日にパキスタン領内の武装組織拠点を攻撃したことを受け、パキスタンは18日、隣接するイランのシスタンバルチェスタン州で武装勢力を標的に軍事攻撃を行ったと表明。
こうした事態を受け、ロシアは両国に対し最大限の自制を示し外交を通じて意見の相違を解決するよう要請。ザハロワ外務省報道官は、両国が共に地域協力組織「上海協力機構(SCO)」に加盟していることに言及し「パートナーシップ関係を発展させている友好的なSCO加盟国の間でこうした事態になっていることは遺憾だ」と述べた。
トルコもイランとパキスタンに加え、イラクに自制と良識を示すよう呼びかけている。