米、イスラエル支援しながら自制呼びかけできず=イラン外相

イランのアブドラヒアン外相は、米国はパレスチナ自治区ガザの軍事衝突でイスラエルを支援しながら自制を呼びかけることはできないと述べ、ガザ衝突の外交的解決を訴えた。昨年12月、テヘランで撮影(2024年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS/File Photo)
[ドバイ 15日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は15日、米国はパレスチナ自治区ガザの軍事衝突でイスラエルを支援しながら自制を呼びかけることはできないと述べ、ガザ衝突の外交的解決を訴えた。
アブドラヒアン外相はインド外相とテヘランで行った共同記者会見で、米国の当局者に対し「米国の安全保障と国益を、倒れつつあるイスラエル首相の運命と結び付けないよう」呼びかけると述べた。
その上で「イエメンの武装組織フーシ派の指導者らは、ガザ地区で大量虐殺が続く限り、イスラエルの船舶やテルアビブへ向かう船舶を阻止するとイランに伝えてきている」と言及。同時に、フーシ派はイランに対し「海上安全保障にいかなる混乱も生じさせない」と確約していると明らかにした。