シンガポール、AI専門家確保を1.5万人に 3倍に拡大=副首相

12月4日、シンガポールのローレンス・ウォン副首相兼財務相は、AI国家戦略の一環として、機械学習の科学者やエンジニアを含むAI専門家の確保人数を現状の3倍の1万5000人に拡大する方針を明らかにした。社イメージ。6月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[シンガポール 4日 ロイター] - シンガポールのローレンス・ウォン副首相兼財務相は4日、人工知能(AI)国家戦略の一環として、機械学習の科学者やエンジニアを含むAI専門家の確保人数を現状の3倍の1万5000人に拡大する方針を明らかにした。
また、半導体メーカーやクラウドサービスのプロバイダーとの提携を通じ、パフォーマンス性の高いコンピューター資源を拡充、同部門に対する政府の奨励金支給も拡大するという。
情報メディア開発庁(IMDA)は4日、東南アジアの言語に対応する同地域初の大規模言語モデル開発に7000万シンガポールドル
(5230万米ドル)を拠出すると発表した。
戦略で政府は、外国から人材を起用するほか、国内のAI訓練プログラムを拡充し、研究者向けの画像処理半導体(GPU)供給を運用する計画という。