米韓外相が会談、北朝鮮・ロシア軍事協力拡大への懸念共有

11月9日、ブリンケン米国務長官(写真)は訪問先の韓国で趙太庸国家安保室長と会談し、朝鮮半島における北朝鮮の「挑発行為」やロシアへの軍需品や物資提供を強く非難した。写真は7日、都内で代表撮影(2023年 ロイター)
Soo-hyang Choi Jack Kim Ju-min Park
[ソウル 9日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は9日、訪問先の韓国で朴振外相と会談し、双方は北朝鮮とロシアの軍事協力拡大について「深い」懸念を共有していると述べた。
ブリンケン、朴両氏は、北朝鮮の脅威に対抗する拡大抑止戦略を実施するための協力や、日本との戦略的協力のさらなる推進についても協議したと説明した。
朴氏はまた、両外相は偵察衛星の打ち上げ計画を中止するよう北朝鮮に求めると述べた。
ブリンケン氏の訪韓は2年半ぶり。
オースティン米国防長官も今週末に韓国を訪問し、13日に開かれる米韓国防当局の年次会合に出席する。会合では拡大抑止戦略の強化について協議する見通し。