米FDA、イーライリリーの肥満症治療薬を承認 英国でも

米食品医薬品局(FDA)は8日、米医薬品大手イーライリリーが開発した肥満症治療薬「マンジャロ」(一般名チルゼパチド)を承認した。写真は3月29日、米ユタ州の薬局で撮影(2023年 ロイター/George Frey)
[8日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は8日、米医薬品大手イーライリリーが開発した肥満症治療薬「ゼップバウンド」(一般名チルゼパチド)を承認した。
同薬はすでに「マンジャロ」という名称で2型糖尿病治療薬として承認されており、減量目的の適応外使用が増加していた。
BMI(体格指数)が少なくとも30の大人もしくは、心臓病など体重に関連する別の健康上の問題を抱えている場合はBMI27以上の大人による使用が承認された。
イーライリリーによると、米国で年内に利用可能となり、定価は月額1059.87ドルという。
これに対し、デンマークの製薬大手ノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ」の価格は約1349ドル。
英国の医薬品・医療製品規制庁(MHRA)も8日、体重管理と減量を目的としたマンジャロの使用を承認。18歳以上が対象とした。