北朝鮮、米ICBM発射実験を非難 抑止力強化と表明

北朝鮮は米国が最近行った大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を非難し、米国の核兵器に対する安全保障を確保するため軍事的抑止力を強化すると表明した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が3日の論評で伝えた。ベトナムのハノイで2019年2月撮影(2023年 ロイター/Kham)
Hyunsu Yim
[ソウル 3日 ロイター] - 北朝鮮は米国が最近行った大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を非難し、米国の核兵器に対する安全保障を確保するため軍事的抑止力を強化すると表明した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が3日の論評で伝えた。
米空軍は1日、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙空軍基地でICBM「ミニットマン3」の発射実験を行い、発射後に異常を感知したため太平洋上空でミサイルを爆破したと明らかにした。
実験は2016年以降初めて韓国の国防関係者が視察した。
KCNAによると北朝鮮の軍事評論家は、実験は失敗したものの、「操り人形」の韓国軍の存在は米国の核兵器が北朝鮮を標的にしていることを示すと指摘。
「北朝鮮は抑止力を強化し、朝鮮半島と地域の戦略的安全保障を確保するために、これまで通り軍事行動を続ける」と述べた。
また、米核戦略爆撃機の韓国配備を含む、最近のさまざまな軍事的措置について米韓を批判した。