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ミュンヘン会議に約50人の米議員、ウクライナへの超党派支援示す
ミュンヘン安全保障会議に米国の50人近い議員が出席し、ロシアに侵攻されたウクライナに対する超党派の支援を明確にした。写真はブリンケン米国務長官。17日、ミュンヘンで撮影(2023年 ロイター/Petr David Josek/Pool via REUTERS)
[ミュンヘン(ドイツ) 17日 ロイター] - ドイツ・ミュンヘンで17日開幕したミュンヘン安全保障会議に米国の50人近い議員が出席し、ロシアに侵攻されたウクライナに対する超党派の支援を明確にした。
米当局によると、民主、共和両党の指導者、上下両院の議員からなる4つの代表団が出席。出席者数は1963年のミュンヘン安全保障会議の開始後で最大規模となった。
1週間後にウクライナ侵攻から1年を迎えるのを控え、世界中から数百人の政治家や軍当局者、外交官がミュンヘンに集まった。ウクライナのゼレンスキー大統領は友好国に対して武器供給の加速を促した。
ウクライナでの戦闘に対するNATOと欧州連合(EU)の結束だけでなく、米政党が政策の大きな違いを克服できるかどうかも試されている。
民主党が多数派を占める上院での共和党トップ、ミッチ・マコネル院内総務はドイツの保守派政治家らとの会談後、ロイターに対して「われわれはこの会議と世界中の人々に明確なメッセージを送るためにここにいる。米国は超党派で全面的にウクライナを支援する」と語った。
ミュンヘン会議出席者には、民主党上院のチャック・シューマー院内総務、ナンシー・ペロシ前下院議長、下院の外交委員会と情報特別委員会の両委員長(共和党)、上院の外交委員会と情報特別委員会の両委員長(民主党)が含まれている。
ウクライナ支援の唱道者であるリンゼー・グラム上院議員(共和党)はミュンヘンで、米国と欧州の友好国がウクライナを支援できなければ中国の台湾侵略を促すことになると言及した。