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インドネシア中速鉄道計画、日中からの入札に期待=海事調整相
[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシアのリザル・ラムリ海事担当調整相は6日、ロイターのインタビューで、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ中速鉄道計画について日本と中国が提案を行う見通しだと述べた。
インドネシアは当初、高速鉄道の建設を計画。日中は受注を競ってきたが、先週インドネシア政府は高速ではなく、中速度の鉄道で十分と判断し、計画を見直す方針を表明、日中に対して中速鉄道の建設に向けて新たな計画を提示するよう要請した。
中速鉄道計画は約60億ドル規模とみられた高速鉄道計画を40%下回る見通し。
同相は「中国と日本の双方が依然として中速鉄道に関心を示している」と語った。
在インドネシア日本大使館当局者によると、日本政府は鉄道計画を提示しない方針だが、日本の民間企業がインドネシアから参加を促されているという。
インドネシアのリニ・スマルノ国営企業相は4日、日本が引き続き入札に参加したいのであれば、インドネシア政府の保証を求めないという案に変更すべきだと述べていた。
ラムリ氏はジャカルタとバンドン間の高速鉄道は実行不可能と判断されたものの、政府は今後1─2年間にジャワ島を横断する700キロメートルの高速鉄道計画を検討する見通しだと述べた。