香港取引所、第1四半期は過去最高益 取引や上場が増加

4月30日、香港の取引所運営会社、香港取引所(HKEX)が発表した第1・四半期(1─3月)決算は、活発な取引と上場が寄与し利益が37%増加し過去最高となった。写真は香港取引所のロゴ。2020年9月、香港で撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港 30日 ロイター] - 香港の取引所運営会社、香港取引所(HKEX)が30日発表した第1・四半期(1─3月)決算は、活発な取引と上場が寄与し利益が37%増加し過去最高となった。
株主帰属利益は40億8000万香港ドル(5億2600万ドル)。前年同期の29億7000万香港ドルを37%上回った。
主要な収益源である現物市場での1日当たり平均売買代金は2427億香港ドルと四半期ベースで過去最高。前年同期の2倍以上となった。
上場件数は17社で、調達総額は187億香港ドル。
3月末時点の新規株式公開(IPO)申請件数は120件で24年12月末時点の84件から増加。1─3月期に73件の申請が提出された。
ボニー・チャン最高経営責任者(CEO)は、引き続き中国の優位性を活かしつつグローバル市場との接続性を高め、マクロ情勢の変動への耐性を維持していくと述べた。