米ＬＣＣジェットブルー、ユナイテッド航空と提携協議＝関係筋

　米格安航空会社（LCC）のジェットブルー航空と米航空大手ユナイテッド航空が、提携に向けて協議を進めていることが分かった。写真は、ユナイテッド航空の飛行機。１月２７日、ニューアークで撮影（２０２５年　ロイター/Fabrizio Bensch）

[シカゴ ２９日 ロイター] - 米格安航空会社（LCC）のジェットブルー航空と米航空大手ユナイテッド航空が、提携に向けて協議を進めていることが分かった。業界筋３人がロイターに明らかにした。

ただ、情報筋によると両社は全項目の詳細まではまだ決定しておらず、状況が変わる可能性もある。

ジェットブルーは米航空大手アメリカン航空と提携していたが、米連邦地裁から反トラスト法（独占禁止法）に違反するとの指摘を受けて２０２３年に解消。その後、新たな提携先を探していた。

情報筋によると、ジェットブルーにとってユナイテッドとの提携はアメリカンの場合と全く異なる。ジェットブルーとユナイテッドの航空便を乗り継ぎやすくするとともに、顧客がマイレージを貯めたり、使ったりできるようにすることに重点を置く見通し。両社が運航ダイヤや運賃を調整することはないとしている。

ジェットブルーは新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）後に業績回復がなかなか進まず、過去９四半期のうち黒字を達成したのは２四半期にとどまっている。