CKハチソン港湾施設、イタリア資産家が大半を取得へ=BBG

ブルームバーグ・ニュースは14日、香港の実業家、李嘉誠氏率いる長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)から43港の買収を目指す投資家グループの中心的存在としてイタリアの資産家ジャンルイジ・アポンテ氏のファミリー企業が浮上していると報じた。パナマのバルボア港、3月撮影(2025年 ロイター/Enea Lebrun/File Photo)
[14日 ロイター] - ブルームバーグ・ニュースは14日、香港の実業家、李嘉誠氏率いる長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)から43港の買収を目指す投資家グループの中心的存在としてイタリアの資産家ジャンルイジ・アポンテ氏のファミリー企業が浮上していると報じた。
事情に詳しい複数の関係者の話として伝えた。
アポンテ家のファミリー企業ターミナル・インベストメント(TIL)が取引完了後、43港のうち41港の単独オーナーになる。
残りのパナマ運河近くの2港の権益については、米ブラックロック傘下のグローバル・インフラストラクチャー・パートナーズ(GIP)が51%、TILが残る49%を保有することになるという。
李氏は取引完了後に現金190億ドル以上を受け取る見通し。
CKハチソンは、228億ドル規模の港湾事業の大部分をブラックロックに売却することを決めたが、米中対立が激化する中、中国からの批判が相次いでいる。