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株安コメント控える、円高には輸入物価下がる作用=赤沢再生相

2025年04月08日(火)10時55分

赤沢亮正経済再生相は8日の閣議後会見で、米国が関税を発動して以降の世界的な株安についてコメントを控えた。写真は2024年10月、東京の首相官邸で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Yoshifumi Takemoto

[東京 8日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は8日の閣議後会見で、米国が関税を発動して以降の世界的な株安についてコメントを控えた。円高に関しても相場への直接的な言及はしなかった。「一般論として、円高で輸入物価が下がれば作用することはある」と指摘する一方、消費を喚起する可能性については明言を避けた。

米関税を受け、政府が補正予算編成を含む経済対策の検討に着手したとの報道に関連しては「現時点でそのような事実はない」と述べた。

一方、経済財政諮問会議で有識者から米関税対策の必要性が提言される可能性はあると指摘した。

共同通信などは7日、政府・与党が米関税政策と長引く物価高の対応として、補正予算案の編成を検討していることが分かったと報じた。石破茂首相が月内にも指示し、通常国会での成立を目指すという。

ロイター
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