ヘッジファンド、先週はアジア株売却 米関税発表控え=モルガンS
Summer Zhen
[香港 2日 ロイター] - モルガン・スタンレーのデータによると、ヘッジファンドは先週、アジア市場で株式を売却し、レバレッジをかけたポジションを縮小した。
4月2日のトランプ大統領の相互関税発表を控え、ディフェンシブなスタンスを取ったことが浮き彫りになった。
プライムブローカレッジ部門の今週のリポートで明らかにした。韓国、中国オンショア市場、台湾市場で売りが目立った。日本でもショートポジションが増えた。
輸出依存度の高いアジア地域は特に関税の影響を受けやすい。トランプ氏が3月26日に25%の自動車関税を発表して以降、日本株は6%下落、韓国株は5%下落。中国株と香港株は3月31日に約1カ月ぶりの安値を付けた。
モルガン・スタンレーのアナリストは「アジアのヘッジファンドにとって厳しい1週間だった」とし、こうしたファンドのリターンが先週、約60─70ベーシスポイント(bp)低下し、月末の平均がマイナス0.37%になったとの見方を示した。
アジア全体の「ネットレバレッジは急低下」し、先週は前週から6%ポイント低下の61%になったという。
地域別では、韓国が5年間実施していた空売り禁止措置を解除するのを前に、ヘッジファンドが韓国株の売りに転じた。中国本土の消費関連株や台湾の大規模なポジションも解消した。
先週の資金流出は主にマルチ・ストラテジー・ファンドとマクロファンドよるものだったという。
ゴールドマン・サックスのリポートによると、3月は特にアジア株が大量に売られ、ヘッジファンドの売り越し額は2024年10月以降で最大となった。