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家計の金融資産、12月末は2230兆円で過去最高 株価回復=日銀資金循環統計

2025年03月21日(金)11時07分

 3月21日、日銀が発表した2024年10―12月期の資金循環統計によると、12月末時点の家計の金融資産は前年比4.0%増の2230兆円だった。写真は2017年6月撮影(2025年 ロイター/Thomas White)

Kentaro Sugiyama

[東京 21日 ロイター] - 日銀が21日発表した2024年10―12月期の資金循環統計によると、12月末時点の家計の金融資産は前年比4.0%増の2230兆円だった。2005年3月末以降で過去最高。株価の回復を背景に投資信託や株式の残高が押し上げられた。 

家計の金融資産は8月に株安・円高となった影響もあり、9月末の残高は2180兆円に減少していた。今回2四半期ぶりに前の四半期末を上回った。

内訳は、現金・預金が前年比0.6%増の1134兆円、投資信託が同27.4%増の136兆円でそれぞれ過去最高を更新。株式等も同9.5%増の298兆円だった。

企業の金融資産は同9.2%増の1582兆円となり、過去最高を更新した。株式や対外直接投資がプラスに寄与した。

<国債保有、日銀の比率は低下続く>

月末の国庫短期証券を除く国債・財投債の日銀の保有比率は52.05%だった。国債買い入れの緩やかな減額で、5四半期連続で低下した。

国庫短期証券を含むベースでは、日銀の保有残高が前年比4.1%減の561兆円で、残高に占める比率は46.3%に低下。海外の保有は10.9%減の144兆円で、残高に占める比率は11.9%に低下した。

ロイター
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