ニュース速報
ビジネス

EU、報復関税第1弾の発動を4月中旬に延期 米産バーボンなど

2025年03月20日(木)23時40分

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は20日、トランプ米政権の鉄鋼・アルミニウム関税に対する第1段階の対抗措置発動を4月中旬まで延期すると発表した。2022年1月、アイルランド・ゴールウェイのスーパーで撮影(2025年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は20日、トランプ米政権の鉄鋼・アルミニウム関税に対する第1段階の対抗措置発動を4月中旬まで延期すると発表した。対象とする米製品を再検討し、米国との交渉に数週間の猶予を与えたい考え。

欧州委は当初、まず4月1日に45億ユーロ(49億ドル)相当の米製品に対する関税を発動し、その後13日に180億ユーロ相当の製品に関税を課すことを提案していたが、両方の報復措置を4月中旬に同時に発効させる計画という。

セフコビッチ委員(貿易担当)は「EUの2つの対抗措置を導入するタイミングを合わせることを検討している」とし、「米国のパートナーとの交渉にさらに時間をかけられるようになる」と述べた。

1日に発動予定だった第1段階の措置には、米国産バーボンに対する50%の関税などが含まれていた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

欧州・ウクライナ首脳会議を27日開催、防衛支援協議

ビジネス

米ナイキ、3─5月期売上高見通しが予想下回る

ビジネス

2月コンビニ既存店売上高は前年比1.0%減、2カ月

ビジネス

3月のテスラ車米下取り件数は過去最高か 反マスク氏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平
特集:2025年の大谷翔平
2025年3月25日号(3/18発売)

連覇を目指し、初の東京ドーム開幕戦に臨むドジャース。「二刀流」復帰の大谷とチームをアメリカはこうみる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャース・ロバーツ監督が大絶賛、西麻布の焼肉店はどんな店?
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
  • 5
    「気づいたら仰向けに倒れてた...」これが音響兵器「…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 7
    医師の常識──風邪は薬で治らない? 咳を和らげるスー…
  • 8
    ローマ人は「鉛汚染」でIQを低下させてしまった...考…
  • 9
    DEFENDERの日本縦断旅がついに最終章! 本土最南端へ…
  • 10
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研究】
  • 4
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 5
    「若者は使えない」「社会人はムリ」...アメリカでZ…
  • 6
    失墜テスラにダブルパンチ...販売不振に続く「保険料…
  • 7
    【クイズ】世界で2番目に「レアアース」の生産量が多…
  • 8
    「気づいたら仰向けに倒れてた...」これが音響兵器「…
  • 9
    古代ギリシャの沈没船から発見された世界最古の「コ…
  • 10
    自分を追い抜いた選手の頭を「バトンで殴打」...起訴…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中