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スイスが過剰規制ならUBSは国外撤退も、銀行協会が警告

2025年03月11日(火)16時15分

3月11日、スイス銀行協会(SBA)のローマン・スチューダー最高経営責任者(CEO)は、スイスのシステム上重要な銀行に対する規制が過度に厳しければ、同国金融大手UBSは国外への撤退を検討するかもしれないと語った。写真はルツェルンの同社支店で2024年6月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 11日 ロイター] - スイス銀行協会(SBA)のローマン・スチューダー最高経営責任者(CEO)は、スイスのシステム上重要な銀行に対する規制が過度に厳しければ、同国金融大手UBSは国外への撤退を検討するかもしれないと語った。スイス紙ターゲス・アンツァイガーが11日、インタビュー内容を伝えた。

スイス政府は、2023年に同国金融大手クレディ・スイスが破綻し、競合するUBSに買収されたことを受け、より厳格な銀行規制案を策定中だ。新たな銀行危機を防ぐため、UBSに追加でどれほどの自己資本積み増しを求めるかが議論の中心となっている。

スチューダー氏は、UBSへの要求が行き過ぎた場合、何らかの結果を伴う可能性があると指摘。「最大限の安定性を求めることは、UBSが存続のために(スイスから)撤退するなどのシナリオを検討しなければならなくなることも意味する」とし、買収のリスクもあると語った。

UBSも先に、過剰な資本要求がスイスの銀行部門の競争力を脅かしかねないと警告している。

UBS経営陣は、スイスが銀行にとって非常に重要であることを繰り返し強調している。

UBSからのコメントは得られていない。

ロイター
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