米国株式市場=反落、ナスダック調整確認 貿易政策巡る不透明感で

米国株式市場は反落して取引を終えた。米国の貿易政策を巡る不透明感が重しとなり、ナスダック総合は昨年12月以降の調整局面入りを確認した。写真は2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
Johann M Cherian Sukriti Gupta Chibuike Oguh
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。米国の貿易政策を巡る不透明感が重しとなり、ナスダック総合は昨年12月以降の調整局面入りを確認した。
トランプ大統領は6日、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の対象となるカナダとメキシコからの製品について、今週初めに課した25%の関税を1カ月間免除すると発表した。
トランプ氏は先に、対メキシコ関税の免除にのみ言及していたが、その後カナダも対象とする大統領令の修正に署名した。
前日には北米製の一部の自動車について適用を1カ月免除すると発表していた。
シーバートNXTのマーク・マレク最高投資責任者(CIO)は「残念ながら、混乱の霧は刻々と濃くなっている。関税が課せられる、関税が免除される、一部の関税が免除されるなど、矛盾した情報が山ほどある」と指摘した。
GW&Kインベストメント・マネジメントのグローバルストラテジスト、ビル・スターリング氏も「政策発表が目まぐるしく変わることで生じる不確実性は特に投資にダメージを与え、経済に打撃となりかねない」と指摘。
「投資家は関税の規模も懸念している。2018年に経験したものをはるかに超えており、インフレ上昇につながる可能性がある」と述べた。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42579.08 -427.51 -0.99 42848.49 42970.49 42381.56
前営業日終値 43006.59
ナスダック総合 18069.26 -483.48 -2.61 18204.53 18439.24 17980.39
前営業日終値 18552.73
S&P総合500種 5738.52 -104.11 -1.78 5785.87 5812.08 5711.64
前営業日終値 5842.63
ダウ輸送株20種 15486.29 -65.67 -0.42
ダウ公共株15種 971.91 -17.33 -1.75
フィラデルフィア半導体 4487.85 -212.95 -4.53
VIX指数 24.87 +2.94 +13.41
S&P一般消費財 1642.84 -49.58 -2.93
S&P素材 550.21 -2.94 -0.53
S&P工業 1120.86 -10.39 -0.92
S&P主要消費財 910.41 -0.97 -0.11
S&P金融 820.27 -13.93 -1.67
S&P不動産 264.99 -7.57 -2.78
S&Pエネルギー 653.22 +3.27 +0.50
S&Pヘルスケア 1736.85 -4.80 -0.28
S&P通信サービス 340.36 -7.54 -2.17
S&P情報技術 4201.18 -114.27 -2.65
S&P公益事業 383.74 -8.04 -2.05
NYSE出来高 12.73億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 36910 - 840 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 36895 - 855 大阪比