英インフレ率、賃金圧力で目標上回るリスク高まる=ラムスデン中銀副総裁
Andy Bruce
[ステレンボッシュ(南アフリカ) 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は28日、国内の賃金圧力によりインフレ率が中銀目標を上回るリスクが高まっていると指摘する一方、利下げペースの鈍化は必ずしも必要ではないと述べた。
第4・四半期の民間部門の賃金上昇率が鈍化せず前年比6.2%に上昇したことは驚きだったとし「これは私にとって懸念すべき動向だ」と述べた。
南アフリカのステレンボッシュ大学で講演後、質疑応答で見解を示した。
また中銀の雇用主調査では、今年の賃金上昇率の予想が従来の予想レンジ(2─4%)の上限近くなったと指摘。自身は3%未満と考えていたと述べた。
ラムスデン氏は、インフレ目標に対するリスクは以前のように下方に偏っているのではなく、双方向にあると見ているとの認識を示した。
講演では「核心的なディスインフレプロセスは依然として損なわれていない」と主張。
「山を下りる際、安全と成功のためには、緩やかで慎重なアプローチが常に必要だ。しかし、それは必ずしも下山がゆっくりでなければならないという意味ではない」と続けた。
英中銀は6日、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.50%とすることを決定し、ラムスデン氏も賛成票を投じた。金融市場は、年内あと2回の25ベーシスポイント(bp)利下げを織り込んでいる。
ラムスデン氏は「予想より遅い利下げが正当化される状況もあるだろうが、利下げペースを速めなければならない場合もあるだろう」と述べた。
同氏は目標を上回るインフレに対する自身の許容度は「極めて低い」と発言。英経済の低成長について、経済の生産力の問題を反映しているリスクがあるとし、生産力が中銀の評価よりも「さらに弱い」可能性があると述べた。
「そうした状況では、経済の速度制限はさらに低くなり、労働市場のタイト化が長期化する可能性がある。賃金が高止まりし、国内のインフレ圧力がさらに持続する可能性がある」と語った。
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
外資系企業オフィス運営の統括マネージャー/英語力活かせる/月38万円〜
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給38万円~50万円
- 正社員
-
外資系投資銀行のオフィス受付/想定年収322万円〜・未経験可・土日祝休み/東京
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~30万円
- 正社員
-
外資企業の受付/英語活かせる・年休120日/六本木
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給28万6,000円~35万8,000円
- 正社員