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NY外為市場=ドル下落、軟調な消費者信頼感受け

2025年02月26日(水)06時43分

ニューヨーク外為市場では、ドルが下落。予想を下回る消費者信頼感指数などを背景に米金利が低下したことが重しとなった。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが下落。予想を下回る消費者信頼感指数などを背景に米金利が低下したことが重しとなった。

コンファレンス・ボード(CB)が発表した2月の消費者信頼感指数は98.3と、前月から7ポイント低下した。低下幅は2021年8月以来、3年半ぶりの大きさ。予想の102.5も下回り、24年6月以来の低水準となった。

主要通貨に対するドル指数は0.39%安の106.33となった。前日24日には一時、2カ月ぶりの安値となる106.12を付けていた。

ユーロは0.37%高の1.0505ドル。

トランプ大統領が表明しているカナダとメキシコに対する関税発動が3月4日に迫る中、インフレに対する懸念が高まりつつあるほか、実業家イーロン・マスク氏が率いる「政府効率化省(DOGE)」の措置が労働市場に与える影響も懸念される。

メキシコペソは対ドルで0.02%高の1ドル=20.468ペソ。一方、カナダドルは対ドルで0.27%安の1米ドル=1.43カナダドルとなった。

ドルは対円では0.44%安の149.05円。対スイスフランでは0.5%安の0.892フランとなった。取引序盤でドルは一時、対円で148.56円と4カ月半ぶりの安値を更新した。

FXストリート・ドットコム(ニューヨーク)のシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、トランプ大統領の政策を巡っては多くの議論や意見が交わされるものの、長期的に見て市場全体が関税を好まないのは確かだと指摘。いくつかの要因が悪い方向に進む可能性をはらんでいるとした上で、「特にインフレについてはさらなる低下の兆しを全くみせていない」と述べた。

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は25日、インフレが米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に回帰することが明確になるまで、金利政策に関し様子見姿勢を維持する考えを示した。

ポンドは0.3%高の1.2662ドルとなった。

スターマー英首相は25日、防衛費を2027年までに対国内総生産(GDP)比2.5%に引き上げると表明した。欧州の安全保障強化に向けた取り組みを鮮明にし、週内に控えるトランプ米大統領との会談に先手を打った格好。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは7.78%安の8万6669.58ドル。市場全般に売りが広がっていることや、暗号通貨取引所Bybitで先週15億ドル相当のイーサがハッキングされたことを受けて、ビットコインとイーサは数カ月ぶりの安値を付けた。

ドル/円 NY午後4時 149.06/149.1

0

始値 149.80

高値 149.81

安値 148.58

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0510/1.051

1

始値 1.0489

高値 1.0519

安値 1.0485

ロイター
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