米アムジェン、インド南部の技術拠点に2億ドル投資へ=CEO

米バイオ医薬品会社アムジェンは今年、インド南部ハイデラバード市の新たな技術センターに今年、約2億ドルを投資する。写真は2019年11月、米カリフォルニア州サウザンドオークスで撮影(2025年 ロイター/Deena Beasley)
Rishika Sadam
[ハイデラバード(インド) 24日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社アムジェンは今年、インド南部ハイデラバード市の新たな技術センターに今年、約2億ドルを投資する。ロバート・ブラッドウェイ最高経営責任者(CEO)が24日、同センターの落成式で明らかにした。
アムジェンは昨年、インドに「テクノロジー・アンド・イノベーション」センターを開設する計画を発表。この拠点は、新薬の開発を支えるために人工知能(AI)とデータサイエンスの利用強化に軸足を置く。
ブラッドウェイ氏は「長い間、インドにおけるアムジェンの事業を拡大したいと考えてきた。当社は2025年、まず手始めにこのセンターに2億ドルを投資し、将来的にはさらに相当な額の投資を行う計画だ」と説明した。
インド子会社の現地幹部によると、このセンターでは年末までに約2000人を雇用する見通しで、既に300人程度が勤務している。
ハイデラバードでは今週、国際会議「バイオアジア」が開催され、アムジェンのほか、米イーライ・リリー、スイスのノバルティスやインド国内の大手製薬会社の幹部らが出席する。