米ズーム、第1四半期の売上高見通しは市場予想を下回る
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2月24日、ビデオ会議サービスの米ズーム・コミュニケーションズが発表した第1・四半期決算(2025年2―4月)の売上高見通しは11億6000万―11億7000万ドルとなり、市場予想の11億8000万ドルを下回った。写真は、同社ロゴと人影のコラージュ画像。2021年3月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[24日 ロイター] - ビデオ会議サービスの米ズーム・コミュニケーションズが24日発表した第1・四半期決算(2025年2―4月)の売上高見通しは11億6000万―11億7000万ドルとなり、市場予想の11億8000万ドルを下回った。
26年1月期の通年売上高は47億9000万―48億ドルとの見通しを示し、市場予想の48億1000万ドルを下回る。市場予想はLSEGがアナリストらから集計した。
ズーム株の24日の終値は、前週末比2.5%安の79.40ドルを付けた。
ズームは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるロックダウン(都市封鎖)の期間中、利用者数と契約者数を急速に伸ばした。しかし、コロナ禍が終わった今、ビデオ会議の需要の持続可能性に疑問が広がっている。
トランプ米大統領は今年1月、連邦政府職員に対して週5日のオフィス勤務に戻るように命じた。米大手企業のJPモルガン・チェース、アマゾン・ドット・コム、AT&Tなども従業員に週5日のオフィス勤務を求めている。
イーマーケッターのブリーフィング担当シニアディレクター、ジェレミー・ゴールドマン氏は、ズームの業績予想は成長の再加速で苦戦しているとの懸念をさらに強めたとの見解を示した。