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米国株式市場=ナスダック最高値更新、エアビー買われる 

2025年02月15日(土)07時30分

米国株式市場はまちまちで取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場はまちまちで取引を終えた。トランプ米大統領による相互関税が13日に即時発動されなかったことを消化する展開となる中、ナスダック100指数は0.4%高と、最高値を更新した。

エヌビディアは2.6%、アップルは1.3%、それぞれ上昇。一方、マイクロソフトは約0.5%、アマゾンは0.7%、ともに下げた。

トランプ大統領が13日に発表した「相互関税」は、即時発動には至らなかった。

トリプルDトレーディングのトレーダー、デニス・ディック氏は「今はトランプ一色だ。他のことは全てノイズに過ぎない」と指摘。トランプ氏の今後の発言や貿易戦争の行方に注目が集まっていると述べた。

市場は米連邦準備理事会(FRB)が年内少なくとも1回、25ベーシスポイント(bp)の利下げを行うとの見方を織り込む。追加利下げの確率は約50%と予想する。

S&P主要11セクターのうち7セクターが下落。主要消費財が1.16%、ヘルスケアが1.11%、それぞれ下落した。

週足では、S&P総合500種が1.5%、ナスダックが2.6%、ダウ工業株30種が0.5%、それぞれ上昇した。

その他の個別銘柄では、民泊仲介大手エアビーアンドビーが14%上昇。四半期決算の増収が好材料となった。

半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズは8%安。第2・四半期の売上高が予想を下回った。

S&Pでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.30対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は144億株。直近20営業日の平均は150億株。

来週17日は「大統領の日(プレジデンツ・デー)」のため米国市場は休場となる。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 44546.0 -165.3 -0.37 44720. 44769. 44498

8 5 99 05 .96

前営業日終値 44711.4

3

ナスダック総合 20026.7 +81.13 +0.41 19956. 20045. 19932

7 82 76 .15

前営業日終値 19945.6

4

S&P総合500種 6114.63 -0.44 -0.01 6115.5 6127.4 6107.

2 7 62

前営業日終値 6115.07

ダウ輸送株20種 16606.5 +211.2 +1.29

3 9

ダウ公共株15種 1006.28 -5.58 -0.55

フィラデルフィア半導体 5160.94 +4.56 +0.09

VIX指数 14.77 -0.33 -2.19

S&P一般消費財 1848.32 -4.98 -0.27

S&P素材 565.59 -1.86 -0.33

S&P工業 1163.78 -3.34 -0.29

S&P主要消費財 898.50 -10.52 -1.16

S&P金融 860.45 +1.22 +0.14

S&P不動産 264.23 -1.18 -0.44

S&Pエネルギー 681.76 +0.90 +0.13

S&Pヘルスケア 1686.57 -19.01 -1.11

S&P通信サービス 371.67 +1.52 +0.41

S&P情報技術 4681.09 +27.99 +0.60

S&P公益事業 401.05 -2.06 -0.51

NYSE出来高 10.34億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39125 + 15 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39100 - 10 大阪比

ロイター
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