日経平均は4日ぶり反落、週末で見送り 円高警戒され売り優勢
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東京株式市場で日経平均は、前営業日比312円04銭安の3万9149円43銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。写真は、東京証券取引所。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Fumiya Mizuno
[東京 14日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比312円04銭安の3万9149円43銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。週末で見送りムードが強いほか、円高が警戒されて輸出関連株を中心に売り優勢の展開となった。好決算銘柄は個別で物色され、株価全般を下支えする要因になった。
前日に比べて外為市場でドル/円相場が円高方向に進んだことが嫌気された。さらに「週末を控えてポジション調整の売りも出やすくなっているようだ」(国内証券・ストラテジスト)という。
主力の輸出関連株を中心に下押す展開を余儀なくされたものの、予想以上に好調な企業決算が注目されており、大きく売られることはないとみる関係者が多い。
市場では「昨日上昇した反動があるほか、週末で積極的な売り買いが控えられているようだ。きょうで決算発表が一巡することで、大きな材料が見当たらず、当面は方向感が定まらないのではないか」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.23%安の2759.21ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.23%安の1420.23ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆9570億8100万円だった。
東証33業種では、値上がりは石油・石炭製品など6業種、値下がりは非鉄金属、医薬品、繊維製品など23業種だった。
個別では、円高が警戒されてトヨタ自動車が軟調だったほか、ファーストリテイリング、東京エレクトロンなどがさえない。半面、前日に好決算を発表したソニーグループ、ライオンなどが上値を追い、ソフトバンクグループもしっかりだった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.51%安の677.06ポイントと、下落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが473銘柄(28%)、値下がりは1116銘柄(68%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39149.43 -312.04 39419.25 39,133.94─39,543.93
TOPIX 2759.21 -6.38 2767.92 2,758.18─2,776.81
プライム指数 1420.23 -3.29 1426.02 1,419.72─1,429.24
スタンダード指数 1299.71 -6.3 1305.29 1,298.53─1,305.64
グロース指数 868.70 -11.55 880.98 867.18─881.08
グロース250指数 677.06 -10.39 688.43 675.82─688.58
東証出来高(万株) 203450 東証売買代金(億円) 49570.81