ディズニーもDEIプログラム修正、ビジネス成果重視へ=メモ
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2月11日、米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが多様性・公平性・包摂性(DEI)推進策を修正し、ビジネス上の成果をより重視することが、ロイターが入手したメモで分かった。2017年12月、ニューヨーク証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
Dawn Chmielewski Harshita Mary Varghese
[11日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが多様性・公平性・包摂性(DEI)推進策を修正し、ビジネス上の成果をより重視することが、ロイターが入手したメモで分かった。
トランプ政権がDEI推進策の解体に取り組む中、企業が相次ぎ対応に動いている。
ディズニーは9月に公表した2024年年次報告書で、同社のDEI施策の一部となっていたオンラインスペース「Reimagine Tomorrow」への言及を削除した。
ソニア・コールマン最高人事責任者による今回のメモでは、同サイトを「MyDisneyToday」に変更し、同社がいかに優秀な人材を集め、誰もが居場所を得られる文化を築いているかなどに焦点を当てるとしている。
幹部報酬の評価基準も変更し、幹部や管理職の多様性と包摂性を高める従来の目標に代わり、幹部が同社の価値をどれだけ高めているかを測る要素を追加する。
ディズニーは映画に多様な人種や性的少数者のキャラクターを起用することに反対する保守派から批判を浴びている。
トランプ氏の次席補佐官スティーブン・ミラー氏が創設したアメリカ・ファースト・リーガル(AFL)はディズニー取締役会への書簡で、同社のDEI推進策が株価に悪影響を与えたと指摘した。
同社はフロリダ州のデサンティス知事との間でも、性的少数者に関する教育制限を巡り対立した。