経常収支12月は1兆円、訪日客増で旅行収支の黒字拡大 24年は過去最高の黒字
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財務省が2月10日発表した国際収支状況速報によると、12月の経常収支は1兆0773億円の黒字となった。2017年7月、都内で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)
Tetsushi Kajimoto
[東京 10日 ロイター] - 財務省が10日発表した国際収支状況速報によると、12月の経常収支は1兆0773億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値を若干下回ったものの、堅調な所得収支や貿易黒字に支えられた。
海外証券投資や直接投資等からなる第1次所得収支は、証券投資収益が赤字幅を拡大したことから黒字幅を縮小したが、1兆2755億円の黒字となった。第2次所得収支は2401億円の赤字、貿易・サービス収支は419億円の黒字。
訪日外国人旅客者数が前年比27.6%増となり、旅行収支は前年比26.5%増の5521億円の黒字だった。旅行収支の黒字幅拡大でサービス収支の赤字が大幅に縮小した。
東日本大震災後、貿易収支の赤字化に伴い、経常収支も赤字に転落するのではないかと危惧されたが、2023年1月に2兆円超の赤字を記録した後は、円安と食料品、エネルギー、資源価格の高騰などによる貿易赤字にもかかわらず、海外への証券投資や直接投資からの収入に支えられ黒字が続いている。今後も第1次所得収支に支えられ黒字基調を保つとの見方が大勢で、財務省担当者は、見通す限り経常収支が赤字に転落する可能性は少ないと分析している。
2024年通年の経常黒字は前年比6兆6689億円増の29兆2615億円と過去最大を記録した。
第1次所得収支が黒字幅を前年比4兆円超拡大した。輸出額の増加が輸入額を上回り、貿易収支の赤字幅も2兆6019億円縮小し、3兆8990億円になった。為替は対ドルで前年比7.8%の円安で、保有する外貨を円換算した時の金額が膨らむ一方、子会社からの配当金や、海外金利の上昇で債券の利回りが上昇した。
*財務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
balance_of_payments/release_date.htm
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