ノボ、次世代肥満症薬候補の結果に「かなり勇気づけられている」=上級副社長
デンマーク製薬大手、ノボノルディスクのマルティン・ホルスト・ランゲ上級副社長(開発担当)は5日のアナリストらとの電話会談で、肥満症治療の新薬候補「カグリセマ」について、同社の主力肥満症薬「ウゴービ」よりも明らかに体重減少効果が大きいという臨床試験結果に引き続き「かなり勇気づけられている」と訴えた。写真は同社の旗。デンマークのバウスベアで撮影(2025年 ロイター/Ritzau Scanpix/Mads Claus Rasmussen)
[ロンドン/コペンハーゲン 5日 ロイター] - デンマーク製薬大手、ノボノルディスクのマルティン・ホルスト・ランゲ上級副社長(開発担当)は5日のアナリストらとの電話会談で、肥満症治療の新薬候補「カグリセマ」について、同社の主力肥満症薬「ウゴービ」よりも明らかに体重減少効果が大きいという臨床試験結果に引き続き「かなり勇気づけられている」と訴えた。また、2026年第1・四半期中にカグリセマの承認を申請する計画も明らかにした。
カグリセマを巡っては昨年12月に発表した後期臨床試験のデータで減量効果が予想を下回り、投資家を失望させていた。米イーライリリーが肥満症薬の最大市場である米国で強力な競争相手として台頭する中、ノボの新薬候補の中でカグリセマは極めて重要な位置付けにある。
ノボは25年上半期に新たな臨床試験を開始する計画だ。これまでのデータで時間とともに減量効果が増すことが示唆されたとして、期間は当初の68週間よりも長くなる。
最高用量に達した被験者が57.3%にとどまった理由について投資家とアナリストは、被験者が激しい副作用に苦しんだか、低用量で良好な減量効果を達成したかのいずれかではないかと推測していた。ノボは当時、副作用はウゴービなどその他の肥満症薬と同程度だとしていた。
アナリストからの質問に対し、ランゲ氏は副作用が被験者にとっての大きな問題だったとの見方に反論した一方、一部の被験者が胃腸の副作用により試験中に低用量に切り替えたことを認めた。試験では患者がスケジュールに従うのではなく、投与量を柔軟に変更することが認められており、その結果、胃腸の副作用による離脱率は同社が肥満症薬の後期臨床試験でこれまで記録した中で最も低かったと説明した。
これに関してランゲ氏は、新たな試験で患者がカグリセマの投与量を増減できるようにすることで、体重減少の効果を高め得ることを示していると主張した。
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