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ECB、利下げ急ぐべきではない=独連銀総裁

2025年01月20日(月)08時33分

 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は17日に公表された独金融ニュースレター「プラトー・ブリーフ」のインタビューで、インフレの高止まりや不透明感の拡大を考慮し、ECBは利下げを急ぐべきではないと強調した。キプロス・ニコシアで2023年11月撮影(2025年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)

[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中銀)総裁は17日に公表された独金融ニュースレター「プラトー・ブリーフ」のインタビューで、インフレの高止まりや不透明感の拡大を考慮し、ECBは利下げを急ぐべきではないと強調した。

ECBは昨年6月から4回利下げを実施しており、この先6カ月も同様のペースで利下げするとみられている。インフレ率は2022年後半の2桁から、目標の2%をわずかに上回る水準まで低下してきている。

しかし、ナーゲル氏は依然として高いインフレと「不確実性の高まり」を踏まえ、利下げに対し慎重な姿勢を取るようを求めた。トランプ次期米大統領の20日就任を控え、国際取引に懸念が生じる可能性を示唆しているとみられる。

ロイター
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