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米ファンドのダルトン、フジHDに調査を要求 中居さん騒動巡り

2025年01月15日(水)16時11分

 1月15日、タレントの中居正広さんに関する騒動を巡り、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングスに対し第三者委員会を設置して調査するよう求めた。写真は同社本社が入るビル。都内で2018年10月撮影(2025 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Shinichi Uchida

[東京 15日 ロイター] - タレントの中居正広さんに関する騒動を巡り、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングスに対し第三者委員会を設置して調査するよう求めた。ダルトンの関連会社、ライジング・サン・マネジメントが14日付で書簡を送った。

書簡は、中居さんを巡る騒動はエンターテインメント業界全体の問題であるだけでなく、フジHDのコーポレートガバナンスに深刻な欠陥があることを露呈していると指摘。外部の専門家による委員会を迅速に立ち上げ、事実関係を明らかにし、再発防止策を取るよう求めている。

ダルトンは共同保有者を含めてフジHD株を約7.2%保有している大株主。株価が過小評価されており、魅力的な投資機会と考えて長期的に保有するとし、コーポレートガバナンス、経営などに関して「建設的な対話を行うことを求めていく可能性がある」と説明していた。

フジHDはロイターの取材に「個別の投資家との対応については公表していない」と回答。グループ各社と取引先に法令順守や人権尊重の徹底を求めているとした。

ライジング・サンは昨年5月、フジ・メディアHDの経営陣にMBO(経営陣が参加する買収)を提案、フジ側は非公開化を検討している事実はないとした上で、「実現可能性に疑義がある」との見解を示した。

ロイター
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