ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは157円後半で横ばい、年末控え手控えムード

2024年12月30日(月)15時22分

 12月30日、午後3時のドルは157円後半と、前週末のニューヨーク市場終盤とほぼ横ばい圏で推移している。2022年撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Hiroko Hamada

[東京 30日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.85/157.86 1.0425/1.0426 164.58/164.65

午前9時現在 157.88/157.93 1.0428/1.0431 164.71/164.73

NY午後5時 157.82/157.85 1.0424/1.0425 164.58/164.65

午後3時のドルは157円後半と、前週末のニューヨーク市場終盤とほぼ横ばい圏で推移している。午前の取引では、仲値にかけてドルは一時158円ちょうどまで上昇したが、その後は一進一退の展開が続いた。年末を控えて取引参加者が少なくなる中、積極的な売買は手控えられたとの声が聞かれた。

朝方157円後半で推移していたドルは、仲値公示にかけてドル買いが優勢となり、堅調な地合いとなった。ただ、158円台定着とはならず、ドル買いが一巡した後は157円後半で膠着感の強い相場となった。

外為どっとコム総研の上席研究員・神田卓也氏は「基本的には取引参加者が少なく、手控えムードとなっているようだ」と指摘。当局による介入への警戒感で、158円以上では上値の重さも意識されやすくなるという。ただ、ドルの底堅い地合いは続くとの見方は多く、神田氏は「日米の金融政策の差から円買いがどんどん進む状況ではない。157円を割り込む動きにはなりにくいのではないか」と話した。

一方、明日から年明けの1月3日までは「状況次第ではドルが160円台を試す可能性がある」(国内信託銀・シニアマーケットアナリスト)との声もあった。国内勢が休みに入り市場参加者が少なくなる年末年始の金融市場では、値幅を伴ってドル/円相場が動くリスクもあり注意が必要だという。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国、政治危機の中で経済対策 ウォン取引規制緩和な

ワールド

台湾総統、中国に健全な交流呼びかけ 観光・留学の規

ワールド

韓国大統領、支持者に「最後まで戦う」 野党は扇動あ

ビジネス

米財務省へのサイバー攻撃、制裁当局などが標的=米紙
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2025
特集:ISSUES 2025
2024年12月31日/2025年1月 7日号(12/24発売)

トランプ2.0/中東&ウクライナ戦争/米経済/中国経済/AI......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 2
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 3
    「これが育児のリアル」疲労困憊の新米ママが見せた赤ちゃんハプニングが話題に
  • 4
    カヤックの下にうごめく「謎の影」...釣り人を恐怖に…
  • 5
    ロシア、最後の欧州向け天然ガス供給...ウクライナが…
  • 6
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 7
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 8
    スターバックスのレシートが示す現実...たった3年で…
  • 9
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 2
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部
  • 3
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3個分の軍艦島での「荒くれた心身を癒す」スナックに遊郭も
  • 4
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 5
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 6
    ヨルダン皇太子一家の「グリーティングカード流出」…
  • 7
    JO1やINIが所属するLAPONEの崔社長「日本の音楽の強…
  • 8
    イースター島で見つかった1億6500万年前の「タイムカ…
  • 9
    オレンジの閃光が夜空一面を照らす瞬間...ロシア西部…
  • 10
    なぜ「大腸がん」が若年層で増加しているのか...「健…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中