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米国株式市場=続伸、大型・グロース株が高い 「サンタラリー」初日

2024年12月25日(水)06時18分

米国株式市場は続伸。クリスマスホリデーを控え薄商いとなる中、大型株やグロース株が上昇し、相場を押し上げた。写真はニューヨーク証券取引所(NYSE)で6月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

David French

[24日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。クリスマスホリデーを控え薄商いとなる中、大型株やグロース株が上昇し、相場を押し上げた。

年末・新年に株価が上昇する「サンタクロースラリー」期間の初日に当たるこの日、電気自動車(EV)大手テスラが主導し、超大型ハイテク7銘柄(マグニフィセント・セブン)全てが上昇して引けた。テスラは7.4%高。

自動車株の買いが膨らんだことを背景に、一般消費財は2.6%高で、S&P総合500種の主要11セクターで最も高い伸びを記録した。

半導体銘柄も好調。ブロードコムは3.2%高、エヌビディアは0.4%高、英半導体設計大手アーム・ホールディングスは3.9%高。

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上昇に追随し、仮想通貨関連銘柄も高い。マイクロストラテジー、ライオット・プラットフォームズ、MARAホールディングスは4.7─8.1%上昇した。

取引時間の大半下落していたアメリカン航空は切り返し、0.6%高で取引を終了。同社はソフトウエアに技術的な問題が発生したとし、米国で全便の運航を停止。ただ約1時間後に運航を再開し、大きな混乱は回避された。

この日はクリスマスイブのため米東部時間午後1時(日本時間午前3時)までの短縮取引となった。25日はクリスマスで休場となる。

アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は、過去2カ月にわたり相場を押し上げてきた流れは変わっておらず、米連邦準備理事会(FRB)が来年の利下げペース鈍化を示唆したものの、株価上昇を阻止するには至っていないと指摘。経済見通しや米国の消費、労働情勢などを指摘し、「2025年に向けて、良好な状況となっている」と述べた。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 43297.03 +390.08 +0.91 42916.48 43297.6 42871.7

5 6

前営業日終値 42906.95

ナスダック総合 20031.13 +266.24 +1.35 19818.48 20031.1 19813.7

3 6

前営業日終値 19764.89

S&P総合500種 6040.04 +65.97 +1.10 5984.63 6040.10 5981.44

前営業日終値 5974.07

ダウ輸送株20種 16063.33 +127.24 +0.80

ダウ公共株15種 993.24 +4.93 +0.50

フィラデルフィア半導体 5173.56 +54.81 +1.07

VIX指数 14.27 -2.51 -14.96

S&P一般消費財 1927.87 +49.22 +2.62

S&P素材 539.13 +3.25 +0.61

S&P工業 1136.69 +9.03 +0.80

S&P主要消費財 867.68 +6.94 +0.81

S&P金融 816.30 +9.69 +1.20

S&P不動産 257.35 +1.83 +0.71

S&Pエネルギー 647.39 +4.55 +0.71

S&Pヘルスケア 1626.36 +6.60 +0.41

S&P通信サービス 352.66 +3.55 +1.02

S&P情報技術 4777.09 +48.69 +1.03

S&P公益事業 389.10 +2.16 +0.56

NYSE出来高 4.26億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39350 + 230 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39260 + 140 大阪比

ロイター
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