米ナイキ、9-11月利益は予想上回る 今四半期は2桁減収見通し
米スポーツ用品大手ナイキが12月19日発表した第2・四半期(9―11月)決算は、1株当たりの純利益が0.78ドルとなり、LSEGが集計したアナリスト予想の0.63ドルを上回った。写真は同社製シューズ「アルファフライ 3」。4月11日、パリで撮影(2024年 ロイター/Stephanie Lecocq)
Ananya Mariam Rajesh
[19日 ロイター] - 米スポーツ用品大手ナイキが19日発表した第2・四半期(9―11月)決算は、1株当たりの純利益が0.78ドルとなり、LSEGが集計したアナリスト予想の0.63ドルを上回った。
決算発表の直後に同社株は一時、11%上昇したが、その後の電話会見で同社幹部が第3・四半期は2桁の減収になるとの見通しを示したことを受け、売り戻された。
第2・四半期の純売上高は前年同期比7.7%減の123億5000万ドル。LSEGの市場予想は9.41%減の121億3000万ドルとなっていた。
10月に就任したナイキのエリオット・ヒル最高経営責任者(CEO)は電話会見で、同社は「スポーツへの執念を失った」と指摘。スポーツ向けビジネスに改めて重点を置くとともに、より多くの商品をプレミアム価格で販売すると表明した。
ヒル氏はまた、小売業者との提携関係の再構築や技術革新の促進に優先的に取り組み、値引きと販売促進を限定的にとどめる方針を示した。
同氏は「当社は行き過ぎた販売促進を行ってきた。値下げの水準は当社のブランドに影響しただけでなく、市場全体を混乱させ、提携する小売業者の利益を損なった」と述べた。
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