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アリババ、百貨店部門売却 損失13億ドル計上

2024年12月17日(火)17時41分

 12月17日、中国の電子商取引(EC)大手アリババ・グループは百貨店部門の銀泰(インタイム)を売却し、13億ドルの損失を計上すると発表した。写真はインタイムのロゴ。2017年、北京で撮影(2024年 ロイター/Jason Lee)

[17日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手アリババ・グループは17日、百貨店部門の銀泰(インタイム)を売却し、13億ドルの損失を計上すると発表した。主力のEC事業に経営資源を集中する。

同社は昨年、事業を6分割するなど再編を進めている。先月には国内外のECサイト運営を単一の事業部門に集約し、最高責任者を1人体制とする方針も表明。EC市場の競争激化に伴う販売シェア低下に歯止めをかけ、成長軌道を確保する狙いがある。

銀泰の売却先は衣料品メーカーの雅戈爾集団(ヤンガー)と銀泰の経営陣で構成する企業連合。74億元(10億2000万ドル)で売却する。

アリババは2017年、銀泰を26億ドルで買収し、実店舗を展開していた。

ロイターの2月の報道によると、アリババは傘下の生鮮スーパー「盒馬鮮生(フレッシッポ)」や大型スーパー「大潤発(RTマート)」など、消費者部門の複数の資産売却も模索している。

ロイター
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