米感謝祭前半のオンライン販売は約4%増、小売の見通しはまちまち
11月28日、セールスフォースが発表した米国の感謝祭休暇前半のオンライン販売は、前年比約4%増となった。写真は、ニューヨークの5番街を歩く買い物客。25日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[28日 ロイター] - 米国の感謝祭休暇前半のオンライン販売は、前年比約4%増となった。2023年は2%増だった。セールスフォースが28日発表した。小売業者は今年、節約志向の強い消費者を引き付けるため、大幅な値引きを早期に展開している。
コールズやメイシーズなど百貨店が売り上げの減速により慎重な年間見通しを示す一方、アバクロンビー&フィッチ、ギャップはトレンドに乗った服に対する需要の高まりで見通しを引き上げている。
ウォルマートとアマゾンも、好不調がまちまちな今年のホリデー商戦シーズンで恩恵を受けると見込まれている。
全米小売業協会やデロイトによる別の調査によると、今年の感謝祭からクリスマスまでのホリデー商戦の売上増加率は、過去6年間で最も低いものとなる見通し。
セールスフォースによると、23年の感謝祭当日のオンライン売上高は前年比1%増の75億ドルだった。
同社は20日、感謝祭前の26日から12月2日までのサイバーウィークの世界売上高が3110億ドルに達すると予想した。