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農林中金、通期で10兆円超の低利回り資産を売却 入れ替え継続
2024年11月19日(火)16時22分
11月19日、農林中央金庫は2024年4―9月期の純損失が8939億円(前年同期は1443億円の黒字)になったと発表した。写真は円紙幣。2022年9月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)
Ritsuko Shimizu
[東京 19日 ロイター] - 農林中央金庫は19日、2024年4―9月期の純損失が8939億円(前年同期は1443億円の黒字)になったと発表した。ポートフォリオ改善に取り組んでおり、低利回り資産の売却損を計上した。
足元では、低利回り資産の売却、海外中央銀行の利下げにより収支は改善基調に転換したとしている。
下期も低利回り資産の売却を継続し、24年度通期では10兆円を上回る規模の低利回り資産を売却する方針を示した。ただ、9月末の資本増強を土台に、幅広い資産への投資も実施していくとした。
奥和登理事長は会見で「今下期も踏み込んだポートフォリオの改善をしたい」と述べた。