セブン&アイ株が一時16%超高、創業家から買収提案
11月13日 取引再開となったセブン&アイ・ホールディングスが急伸し、一時16%超高の2599円まで上昇した。写真はセブン&アイのロゴで、2017年12月に都内で撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 13日 ロイター] - 13日の東京株式市場で、取引再開となったセブン&アイ・ホールディングス株が急伸し、一時16%超高の2599円まで上昇した。副社長の伊藤順朗氏と同氏が関係する伊藤興業から買収提案を受けていると発表し、材料視されている。
セブン&アイはカナダの小売大手アリマンタシォン・クシュタールからも買収提案を受けている。市場では「対抗ということで、よりいい条件になるのではないか。海外企業に買収されると都心部で稼いで地方の不採算店を閉めることが想定されるが、国内企業による買収であれば選択肢が広がる可能性もある」(国内証券・調査部部長)との受け止めがあった。
セブン&アイによると、提案は法的拘束力のないもので、独立社外取締役で構成する特別委員会が慎重に検討中。伊藤副社長はセブン&アイの創業家出身。伊藤興業は8月31日時点でセブン&アイ株8.16%を保有している。
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