エリオット、米ハネウェルに分割求める 株式50億ドル超取得
11月12日、物言う株主(アクティビスト)として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントは、米複合企業ハネウェル・インターナショナルに分割を求めた。スイス・ジュネーブで2017年撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)
Svea Herbst-Bayliss
[12日 ロイター] - 物言う株主(アクティビスト)として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントは12日、米複合企業ハネウェル・インターナショナルに分割を求めた。
エリオットはハネウェルに宛てた書簡で50億ドル以上の同社株を保有しているとし、航空宇宙事業とオートメーション事業の独立した2企業に分割すべきだと述べた。
エリオットは、一貫性のない業務執行や業績、株価の低迷が過去5年間ハネウェルの価値創造の実績に悪影響を及ぼしてきたと指摘した。
ハネウェルの株価は過去5年間に約28%上昇した。一方、S&P500種株価指数は同期間に94%上昇している。
エリオットは、ユナイテッド・テクノロジーズ、ゼネラル・エレクトリック(GE)、インガソール・ランドといった他の産業大手が分割したのと同様に、米産業の「象徴的な柱」であるハネウェルも簡素化された構造から恩恵を受けると述べた。